リスティング広告代理店と契約する前に「どのような質問をすれば、自社に合った代理店かどうか判断できるのか?」と悩む方は多いです。
契約前に十分なヒアリングを行わないと、運用が始まってから「思っていた対応と違う」というミスマッチが起きやすくなります。
本記事では、代理店の力量や姿勢を見極めるために役立つ具体的な質問を10個ご紹介します。
👉 事前に整理すべきポイントは 契約前に確認すべきチェックリスト もあわせてご覧ください。

代理店選びで必ず聞くべき10の質問

① 最低手数料や契約条件はどうなっていますか?

まず確認すべきは、費用面の条件です。最低手数料や契約期間、解約条件などは契約後にトラブルになりやすい要素です。
「広告費がいくら以下だと手数料が割高になりますか?」という具体的な質問をしておきましょう。

② 専任担当者はつきますか?

専任制なのかチーム制なのかを確認し、実際に誰が運用を担当するのかを聞きましょう。
可能であれば契約前に担当者と面談を行い、経験やスキルを確認するのがおすすめです。

③ 改善提案はどのくらいの頻度で行ってくれますか?

レポート提出だけでなく、改善提案をどのくらいの頻度で行うかを確認しましょう。
月1回の提案では物足りない場合もあるため、自社のスピード感に合っているかを見極める必要があります。

④ Googleの自動入札機能をどのように活用していますか?

Google広告の自動最適化はCV数が一定以上ないと機能しにくいと言われています。
少額予算でも成果を出す代理店は、手動最適化や独自調整のノウハウを持っています。

太田高寛

この質問の延長線上で深ぼって突っ込むとより良いと思います。新規のアカウント作成なのか既存のアカウントの改善なのかにもよりますが、新規アカウント作成でいつ頃に何件くらいのCVが見込めるのかのシミュレーションは絶対出させましょう。予測は難しい前提で意見を持って示す人濁してごまかす人がいますが、私の経験上、絶対的に前者の方の方が最後に成果につながる確率は高いです。

⑤ 広告文やLP改善の提案はしてくれますか?

単なる入札調整だけでなく、クリエイティブやランディングページ改善まで対応できるかを確認しましょう。
広告運用とLP改善を一体的に行える代理店は成果を伸ばしやすい傾向があります。

⑥ レポートのフォーマットを見せてもらえますか?

実際に提出されるレポートを事前に確認することで、数値の透明性や改善提案の具体性がわかります。
数字だけ並べたレポートではなく、次のアクションが明示されているかをチェックしてください。

⑦ 過去に同業種の運用実績はありますか?

業種特化の経験がある代理店は、成功事例や失敗例を踏まえた的確な提案ができます。
可能であれば参考事例を提示してもらい、自社に近い実績があるか確認しましょう。

⑧ 広告費が増減した場合の対応はどうなりますか?

広告費を増やしたときに柔軟に戦略を変更してくれるか、また減額した場合でも適切に運用してくれるかを確認しましょう。
この対応力によって長期的な成果が左右されます。

⑨ 他のマーケティング施策との連携は可能ですか?

SEOやSNS広告など、他施策と一貫した戦略を立てられるかどうかも代理店を見極めるポイントです。
リスティング広告単体で考えるのではなく、マーケティング全体の視点を持っているかを確認しましょう。

⑩ 緊急時の対応フローはどうなっていますか?

広告アカウントが停止された場合や大規模トラブルが発生した場合の対応フローを事前に確認しておきましょう。
迅速な対応ができる代理店かどうかで安心感が大きく変わります。

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質問の投げかけ方のコツ

質問は一方的に投げるのではなく、会話の流れの中で自然に聞くことが大切です。
また、代理店の答えが曖昧だった場合は「具体的にどういう対応になりますか?」と掘り下げると、本音が見えてきます。

まとめ

自社に合った代理店を見極めるには、契約前の面談で適切な質問を投げかけることが重要です。
本記事で紹介した10の質問を活用すれば、代理店の姿勢や対応力を具体的に確認できます。
👉 次に読む:リスティング広告の費用対効果を最大化する方法 で、費用面の考え方もあわせて学んでください。