リスティング広告と一口にいっても、その種類は大きく「検索広告」と「ディスプレイ広告」に分かれます。
実際の運用では、この2つの広告の特徴や役割を理解し、自社の目的に合わせて使い分けることが欠かせません。
本記事では、それぞれの広告の特徴やメリット・デメリットを整理し、活用法を解説します。
👉 リスティング広告の基本的な仕組みはリスティング広告の仕組みを理解するをご覧ください。
検索広告とは?
検索広告は、ユーザーがGoogleやYahoo!で検索したキーワードに連動して表示される広告です。
「福岡 データ復旧」「人材派遣 東京」など、顕在的なニーズを持つユーザーに直接アプローチできるのが最大の特徴です。
- メリット: 顕在層に届きやすく、成約率が高い
- デメリット: 競合が多いとクリック単価が高騰しやすい
検索広告は「今すぐ顧客」にリーチする施策として、BtoB・BtoCを問わず幅広く活用されています。
ディスプレイ広告とは?
ディスプレイ広告は、Googleディスプレイネットワーク(GDN)やYahoo!ディスプレイ広告(YDA)を通じて、Webサイトやアプリ上にバナーとして表示される広告です。
潜在層への認知拡大やリターゲティングに強みがあります。
- メリット: 広範囲に認知を広げられる/視覚的に訴求できる
- デメリット: 今すぐの成約には繋がりにくい
「商品を知らない層に存在を知ってもらう」「サイト訪問者に再度訴求する」といった目的で利用されます。

実務では「検索広告でCVを取りつつ、ディスプレイ広告で認知を補完」する組み合わせが効果的です。CV50件未満の少額予算でも、検索とディスプレイをバランス良く配分することで成果を最大化できます。
検索広告とディスプレイ広告の違い
項目 | 検索広告 | ディスプレイ広告 |
---|---|---|
目的 | 顕在層の獲得 | 潜在層の認知拡大・リターゲティング |
課金方式 | クリック課金 | クリック課金またはインプレッション課金 |
訴求方法 | テキスト中心 | 画像・動画で視覚的に訴求 |
即効性 | 高い | 低め(長期的な効果) |
使い分けのポイント
・短期的に成果を出したい → 検索広告
・長期的に認知を広げたい → ディスプレイ広告
・既存訪問者を追いかけたい → リマーケティング(ディスプレイ広告)
👉 SEOとの違いについてはリスティング広告とSEO/ディスプレイ広告との違いも参考にしてください。
まとめ
リスティング広告には「検索広告」と「ディスプレイ広告」があり、それぞれ目的や特徴が異なります。
短期で成果を上げるなら検索広告、認知やリマーケティングを狙うならディスプレイ広告、と役割を明確に使い分けることが重要です。
2つをバランス良く活用することで、より大きな成果を生み出せます。