この記事でわかること
  • インナーブランディングの中で社内報が担う役割と、他の施策との違い
  • 社内報が「読まれない」「理念浸透につながらない」と言われる主な原因
  • 企画前に決めておく目的・読者・指標と、理念浸透につながるネタの考え方
  • 紙・Web・アプリなど媒体の選び方と、無理なく続く制作体制のつくり方
  • 閲覧数だけに頼らない社内報の効果測定と改善の進め方

理念やビジョンを社員に浸透させたいと考えたとき、多くの企業で最初に候補に挙がるのが社内報です。すでに発行している会社も多く、新しく仕組みを作らなくても始められる点は大きな利点です。一方で、「毎号きちんと発行しているのに、理念の話題が社内で出てこない」「読まれているのかどうかすらわからない」という悩みを抱える担当者も少なくありません。

社内報は、作り方しだいで理念と日々の仕事をつなぐ強い道具になります。ただし、お知らせや行事報告を載せるだけの媒体のままでは、インナーブランディングの効果はなかなか見えてきません。何のために出すのか、誰に何を感じてほしいのか、読んだあとにどう動いてほしいのかを決めてから企画を組み立てることが大切です。

この記事では、インナーブランディングの担当になった人事・広報・経営企画の方に向けて、社内報を理念浸透に生かすための考え方と進め方を整理します。社内報の役割、うまくいかない原因、企画前に決めること、ネタと企画例、媒体の選び方、制作体制、効果測定まで順を追って解説しますので、新しく立ち上げる場合にも、既存の社内報を見直す場合にも参考にしてください。


目次
  1. インナーブランディングにおける社内報の役割
    1. 社内報が担う3つの機能
    2. 他の施策との違いと組み合わせ方
  2. 社内報が理念浸透につながらない主な原因
    1. 目的があいまいなまま発行が続いている
    2. 経営や会社側の発信に偏っている
    3. 理念と記事のつながりが見えない
    4. 読まれたかどうかを確かめていない
  3. 社内報を企画する前に決めること
    1. 目的を一文で定義する
    2. 主な読者を決める
    3. 読んだあとに起きてほしい変化を決める
    4. 確かめる指標を決める
  4. 理念浸透につながる社内報のネタと企画例
    1. 理念を体現した行動を紹介する企画
    2. 経営の考えを背景から伝える企画
    3. 部署や拠点をつなぐ企画
    4. 社員参加型の企画
  5. 紙・Web・アプリ、社内報の媒体の選び方
    1. 紙の社内報が向いているケース
    2. Web社内報・アプリが向いているケース
    3. 組み合わせて使う考え方
  6. 無理なく続く社内報の制作・運用体制
    1. 役割分担の考え方
    2. 年間の編集計画をつくる
    3. 制作の流れを決めておく
  7. 社内報の効果測定と改善の進め方
    1. 段階ごとに見る指標
    2. 振り返りを次の企画に生かす
    3. 社内報を含めたインナーブランディングの進め方を相談したい方へ
  8. まとめ
  9. よくある質問
    1. インナーブランディングに社内報は効果がありますか?
    2. 社内報のネタが尽きたときはどうすればよいですか?
    3. 紙とWebの社内報はどちらがよいですか?
    4. 社内報の発行頻度はどのくらいが適切ですか?
    5. 社内報の効果はどのように測ればよいですか?
  10. 関連記事
  11. 参考情報

インナーブランディングにおける社内報の役割

社内報は、理念や会社の動きを継続的に届け、社員同士が互いの仕事を知るきっかけをつくる「定期便」の役割を担います。

インナーブランディングとは、企業が大切にしている理念・ビジョン・価値観を社内に浸透させ、社員がそれに共感して自発的に体現できる状態をめざす取り組みです。施策には研修、ワークショップ、表彰制度、1on1、社内イベントなど多くの種類がありますが、社内報はその中で「繰り返し届けられること」と「記録として残ること」に強みがあります。

社内報が担う3つの機能

インナーブランディングの観点から見ると、社内報には大きく次の3つの機能があります。

  • 経営の考えや会社の方向性を、背景も含めて全社員に同じ内容で届ける機能
  • 他部署の仕事や社員の取り組みを紹介し、横のつながりや相互理解を生む機能
  • 理念を体現している行動を具体的な事例として取り上げ、「望ましい行動」の見本を示す機能

特に3つ目が、インナーブランディングに社内報を生かすうえでの要になります。理念は抽象的な言葉で書かれていることが多いため、「自分の仕事で言えば何をすることなのか」が伝わりにくいものです。社内報で身近な社員の具体的な行動を紹介すると、理念の言葉と現場の行動が結びつきやすくなります。

他の施策との違いと組み合わせ方

研修やワークショップは、まとまった時間をとって理解を深めたり、自分ごととして考えたりするのに向いています。ただ、実施できる回数には限りがあります。社内報は一回あたりの影響は小さくても、毎月・毎週と継続して接点をつくれるため、研修で生まれた気づきを日常の中で思い出してもらう役割を担えます。

たとえば研修で各部署が決めた行動目標を、後日社内報で「その後どうなったか」として紹介すれば、研修と社内報が一つの流れとしてつながります。施策の全体像はインナーブランディング施策15選:理念浸透・コミュニケーション活性化の手法と選び方でも整理しています。

太田高寛

社内報は単体で完結させるより、研修や表彰など他の施策の「前後をつなぐ媒体」として位置づけると役割がはっきりすると感じています。施策同士がつながっていると、社員にとっても一つのメッセージとして受け取りやすくなると思います。

社内報が理念浸透につながらない主な原因

社内報が理念浸透につながらない原因の多くは、目的と読者が決まらないまま「発行すること」自体が目標になっている点にあります。

社内報が形骸化していくパターンには、いくつかの共通点があります。自社の社内報がどれに当てはまるかを確認してみてください。

目的があいまいなまま発行が続いている

「以前から発行しているから」「他社もやっているから」という理由で続いている社内報は、毎号の企画が場当たり的になりがちです。何のための号なのかが決まっていないと、掲載する記事を選ぶ基準もなく、結果として行事報告やお知らせが中心の構成になります。

経営や会社側の発信に偏っている

社長メッセージや方針の説明ばかりが続くと、読み手にとっては「上から降りてくる情報」になり、自分たちの媒体という感覚が持てなくなります。経営の考えを伝えることは大切ですが、それを受け止めた現場の声や具体的な取り組みとセットで伝えないと、理念は遠いものに感じられてしまいます。

理念と記事のつながりが見えない

社員紹介や部署紹介の記事があっても、それが理念とどう関係しているのかが書かれていないと、読み手は「楽しい記事」として読み流してしまいます。紹介する社員の行動のどこが自社らしいのか、どの価値観を体現しているのかを、記事の中で言葉にすることが必要です。

読まれたかどうかを確かめていない

発行して終わりになっていると、どの記事が読まれ、どの記事が読まれていないのかがわかりません。反応を確かめないまま同じ形式を続けることで、少しずつ読まれなくなっていくケースは多いと考えられます。

原因起きやすい状態見直しの方向性
目的があいまい毎号の企画が場当たり的になる社内報の目的を一文で定義する
会社側の発信に偏る読み手が「自分の媒体」と感じない現場の声や社員の行動を中心に据える
理念とのつながりが見えない記事が読み流される記事ごとに理念との接点を言葉にする
反応を確かめていない読まれない記事が続く指標を決めて定期的に振り返る
太田高寛

社内報の担当者は他の業務と兼務していることが多く、「毎号出すこと」で手一杯になりやすいのは自然なことだと思います。だからこそ、最初に目的を一文で決めておくと、ネタ選びに迷う時間が減り、担当者の負担も軽くなると考えています。

社内報を企画する前に決めること

企画を考える前に、社内報の目的、主な読者、読んだあとに起きてほしい変化、確かめる指標の4点を決めておきます。

この4点は、社内報の設計図にあたります。最初に決めておくことで、個々の企画を判断する基準ができ、担当者が交代しても方針がぶれにくくなります。

目的を一文で定義する

まず、「この社内報は何のためにあるのか」を一文で書きます。たとえば「理念にある『顧客の期待を超える』を体現している社員の行動を紹介し、全社で共有する」のように、理念のどの部分を、どういう手段で伝えるのかまで具体的にするのがポイントです。目的そのものの決め方はインナーブランディングの目的の決め方:類型・KPI対応表と経営合意の進め方で詳しく扱っています。

主な読者を決める

全社員向けの媒体であっても、特に届けたい読者層を決めておくと企画が具体的になります。たとえば、拠点が分かれていて本社の情報が届きにくい現場の社員、入社して間もない社員、部署間の連携に課題を感じている管理職などです。読者によって、関心を持つテーマも、読みやすい媒体も変わります。

読んだあとに起きてほしい変化を決める

社内報を読んだ社員にどうなってほしいかを、できるだけ行動の形で書き出します。「理念を理解してほしい」だけでなく、「他部署の取り組みを知り、相談しやすくなる」「自分の仕事と理念のつながりを考えるきっかけにする」など、理解・共感・行動のどの段階をめざすのかを整理しておきます。

確かめる指標を決める

最後に、変化を確かめる指標を決めます。Web社内報であれば閲覧数や閲覧率は把握しやすいですが、それだけでは理念浸透の度合いまではわかりません。定期的な読者アンケートや、社内のエンゲージメント調査の設問と組み合わせて見ていくのが現実的です。

決める項目内容記入例
目的社内報が果たす役割を一文で理念を体現する行動事例を全社で共有する
主な読者特に届けたい層本社から離れた拠点の社員
起きてほしい変化読んだあとの理解・行動他拠点の工夫を自部署で試す
指標変化を確かめる方法閲覧率、読者アンケート、調査設問
太田高寛

指標は最初から多く持ちすぎない方が続きやすいと感じています。まずは「読まれているか」と「理念との結びつきを感じたか」の二つくらいから始め、慣れてきたら少しずつ広げていくのが現実的だと思います。

理念浸透につながる社内報のネタと企画例

理念浸透につながるネタは、理念の言葉を説明する記事よりも、理念を体現している社員の具体的な行動や判断を紹介する記事です。

社内報のネタ探しに悩む担当者は多いですが、インナーブランディングの観点では「理念の要素ごとに、それを体現している人や出来事を探す」という発想に切り替えると、ネタの方向性が定まりやすくなります。

理念を体現した行動を紹介する企画

最も効果が期待しやすいのが、理念の言葉と具体的な行動を結びつける企画です。たとえば次のような形があります。

  • 理念の一つの項目をテーマに、それを体現した社員の行動を毎号一つ紹介する連載
  • 顧客から感謝された事例を、担当者がそのとき何を考えて判断したかまで掘り下げるインタビュー
  • 失敗や苦労から立て直したプロジェクトを、チームの振り返りとして紹介する記事

記事の最後に「この行動は理念のどの部分につながっているか」を編集部の言葉で添えると、読み手が理念との接点を意識しやすくなります。

経営の考えを背景から伝える企画

経営トップのメッセージを載せる場合は、結論だけでなく「なぜその方針にしたのか」「どんな迷いがあったのか」という背景まで伝えると、読み手の受け止め方が変わります。社員から事前に質問を集め、経営者が答える形式にすると、一方向の発信になりにくくなります。

部署や拠点をつなぐ企画

部署紹介は定番の企画ですが、業務内容の説明だけで終わらせず、「他部署にお願いしたいこと」「他部署に助けられたこと」などを盛り込むと、横のつながりを意識した記事になります。拠点が分かれている企業では、拠点ごとの工夫を紹介し合う企画も有効です。

社員参加型の企画

読み手が書き手にもなる企画は、社内報を「自分たちの媒体」と感じてもらうきっかけになります。部署持ち回りのコラム、社員からの推薦で同僚の取り組みを紹介するコーナー、理念に関するエピソードの募集などが考えられます。参加のハードルを下げるため、短い文章や写真一枚から投稿できる仕組みにしておくとよいでしょう。

企画の種類主なねらい企画例
行動紹介型理念と行動を結びつける理念の項目ごとの体現事例の連載
経営発信型方針の背景を理解してもらう社員の質問に経営者が答える特集
横連携型部署・拠点間の相互理解他部署に助けられたエピソード
社員参加型自分ごと化と当事者意識同僚推薦コーナー、持ち回りコラム
太田高寛

社員インタビューでは、何をしたかよりも「そのとき何を考えて判断したのか」を聞くようにすると、理念とのつながりが自然に見えてくると感じています。判断の理由にこそ、その会社らしさが表れることが多いと思います。

紙・Web・アプリ、社内報の媒体の選び方

媒体は流行で選ぶのではなく、読者がどこで・どの端末で情報に触れているかと、運用できる体制に合わせて選びます。

社内報の媒体には、冊子や新聞などの紙媒体、Webサイトや社内ポータル上で読むWeb社内報、スマートフォンで読む社内アプリ、動画など、いくつかの選択肢があります。それぞれに向き不向きがあるため、自社の状況に合わせて選ぶことが大切です。

紙の社内報が向いているケース

紙の社内報は、パソコンを日常的に使わない現場の社員が多い企業や、家族にも会社の取り組みを知ってもらいたい場合に向いています。手元に残るため、じっくり読んでもらいたい特集や周年記念号などにも適しています。一方で、印刷や配送の手間と費用がかかり、読まれたかどうかを把握しにくい点には注意が必要です。

Web社内報・アプリが向いているケース

Web社内報や社内アプリは、更新の頻度を上げやすく、閲覧数などのデータを取りやすい点が強みです。拠点が多い企業や、リモートワークの社員が多い企業にも向いています。スマートフォンで読める形にしておけば、パソコンを使わない社員にも届けやすくなります。ただし、通知や導線を工夫しないと、情報が流れて読まれないまま埋もれてしまうこともあります。

組み合わせて使う考え方

どちらか一方に絞る必要はありません。日常の情報はWebやアプリで頻度高く届け、年に数回の特集や記念号は紙で発行するなど、役割を分けて組み合わせる方法もあります。社内コミュニケーションツールの選び方については、TUNAGと主要エンゲージメントツール5社を徹底比較!自社に最適なツールを選ぶ7つのポイントも参考になります。

媒体向いているケース注意点
紙(冊子・新聞)現場社員が多い、家族にも届けたい制作・配送の手間、反応がわかりにくい
Web社内報拠点が多い、更新頻度を上げたい導線がないと読まれにくい
社内アプリスマートフォン中心の現場通知の設計と運用ルールが必要
動画経営者の思いや現場の雰囲気を伝えたい制作負荷が高く、更新が止まりやすい
太田高寛

媒体を切り替えるときは、新しいツールを入れること自体が目的にならないよう気をつけたいところです。「今の読者に届いていない理由は何か」を先に確かめてから選ぶと、導入後の定着もスムーズになると考えています。

無理なく続く社内報の制作・運用体制

社内報を続けるには、担当者一人に任せきりにせず、編集方針を決める役割と、各部署から情報を集める役割を分けておくことが大切です。

社内報が途中で止まってしまう理由の多くは、担当者の負担が大きすぎることにあります。最初から完璧な体制をつくる必要はありませんが、次のような役割分担を意識しておくと、継続しやすくなります。

役割分担の考え方

  • 編集責任者:社内報の目的と年間の方針を決め、掲載内容を最終判断する
  • 編集担当:企画立案、取材、執筆、校正などの実務を進める
  • 各部署の通信員:部署内の出来事や紹介したい取り組みを編集担当に伝える
  • 経営層:方針に関わる記事の確認と、必要に応じたメッセージの発信

通信員は各部署から一人ずつ選び、「ネタを伝えるだけでよい」という軽い役割にしておくと、引き受けてもらいやすくなります。

年間の編集計画をつくる

毎号のネタをその都度考えると、担当者の負担が大きくなります。年度の初めに、決算や新入社員の入社、周年などの社内行事、理念の各項目を取り上げる時期などを並べた年間の編集計画をつくっておくと、準備に余裕が生まれます。

制作の流れを決めておく

企画、取材依頼、原稿作成、確認、公開という流れと、それぞれの締め切りを決めておきます。特に確認の工程は、関係者が多いほど時間がかかるため、誰が何を確認するのかをあらかじめ決めておくと、発行の遅れを防げます。

太田高寛

現場の社員に取材をお願いすると、最初は「自分の話なんて」と遠慮されることが多い印象があります。取材の目的を丁寧に伝え、記事になったあとに周りからの反響を本人に返すようにすると、次の協力者も見つかりやすくなると思います。

社内報の効果測定と改善の進め方

効果測定では閲覧数などの量的な指標と、読者アンケートなどで得られる理解や共感の変化を組み合わせ、定期的に振り返ります。

社内報の効果は売上のようにすぐ数字で表れるものではありませんが、確かめる方法がないわけではありません。段階に分けて見ていくと、どこでつまずいているのかがわかりやすくなります。

段階ごとに見る指標

段階確かめたいこと指標の例
届いているか社員が社内報に触れているか閲覧数、閲覧率、配布数
読まれているか内容まで読まれているか記事ごとの閲覧時間、読者アンケートの既読率
共感されているか理念とのつながりを感じたかアンケートの共感度、自由記述の内容
行動につながっているか職場での行動に変化があるか投稿・推薦の件数、エンゲージメント調査の設問

Web社内報であれば、閲覧数や記事ごとの閲覧時間は自動で取れることが多いため、まずはここから見るのが手軽です。共感や行動の変化については、年に数回の読者アンケートや、社内のエンゲージメント調査に社内報に関する設問を加える方法があります。アンケートの設計はインナーブランディングのアンケート活用法:調査の種類・設問例から結果の生かし方までで詳しく紹介しています。

振り返りを次の企画に生かす

指標を見るだけでなく、よく読まれた記事と読まれなかった記事の違いを編集チームで話し合い、次の企画に反映させることが大切です。たとえば、社員の具体的なエピソードを扱った記事がよく読まれているなら、その形式を増やす判断ができます。数字だけで判断せず、アンケートの自由記述など読者の声もあわせて見ると、改善の方向性が具体的になります。

太田高寛

閲覧数が伸びない時期があっても、すぐに企画を全部入れ替える必要はないと考えています。どの段階で止まっているのかを見て、届いていないなら導線を、読まれていないなら企画を、というように手を打つ場所を絞ると、改善が続けやすくなると思います。

社内報を含めたインナーブランディングの進め方を相談したい方へ

TSRコンサルティングでは、社員の意思統一や部門間の連携といった組織課題をインナーブランディングの観点から診断し、社内報をはじめとする社内コミュニケーションの進め方について、プランニングから実行まで助言・伴走します。相談から実務支援、内部に入っての課題抽出まで対応しており、料金は月5万円(税抜)からです。「社内報を見直したいが、何から手をつければよいかわからない」という段階でもお気軽にご相談ください。

まとめ

  • 社内報は理念を継続的に届け、理念を体現した行動の見本を示す「定期便」として、研修など他の施策とつなげて使う
  • 理念浸透につながらない主な原因は、目的のあいまいさ、会社側の発信への偏り、理念との接点の欠如、反応を確かめないこと
  • 企画の前に目的・主な読者・起きてほしい変化・指標を決め、理念を体現した社員の判断や行動を中心にネタを組み立てる
  • 媒体は読者の環境と運用体制で選び、閲覧の量と共感・行動の変化を段階ごとに確かめながら改善する

よくある質問

インナーブランディングに社内報は効果がありますか?

社内報だけで理念が浸透するわけではありませんが、理念を継続的に届け、体現している行動の見本を示す役割を担えます。研修や表彰など他の施策と組み合わせ、目的と読者を決めて運用することで効果が期待しやすくなります。

社内報のネタが尽きたときはどうすればよいですか?

理念の項目ごとに、それを体現している社員や出来事を探す発想に切り替えるのがおすすめです。各部署に通信員を置いて情報を集めたり、社員からの推薦や投稿を募ったりすると、ネタの幅も広がります。

紙とWebの社内報はどちらがよいですか?

読者がどの端末で情報に触れているかと、運用できる体制で判断します。パソコンを使わない現場社員が多い場合は紙やスマートフォン向けが届きやすく、更新頻度やデータ把握を重視するならWebが向いています。併用も選択肢です。

社内報の発行頻度はどのくらいが適切ですか?

決まった正解はなく、運用体制で無理なく続けられる頻度を選ぶことが大切です。紙なら月刊や季刊、Webなら週に数本の更新など、媒体によって適した頻度も変わります。続けられることを優先して決めてください。

社内報の効果はどのように測ればよいですか?

閲覧数や閲覧率など届いているかの指標と、読者アンケートやエンゲージメント調査で把握する共感・行動の変化を組み合わせて見ます。段階ごとに確かめると、どこで止まっているのかがわかり改善につなげやすくなります。

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